筋トレでは、多くの運動単位を動員した方が筋肥大や筋力アップに効果。
運動単位を高めた筋トレをしよう。
運動単位という言葉を聞くけどどんなものなの?
筋トレの効果を上げるために【運動単位】を理解する
運動単位とは、運動ニューロンに支配されている筋線維のことをいいます。
「一つの運動ニューロンが支配する筋線維の数は決まっています」
使われる筋肉の量が少なければそれだけ運動単位も小さく、使われる筋肉の量が多ければそれだけ運動単位も多く動員されます。
多くの運動単位を使用するためには、筋肉に高強度の刺激が必要になります。
筋肉が多く使われるほど運動強度は高まります。
日常生活で筋肉が使われている時には、それほど強度は高くないので少ない運動単位で筋肉は働いています。
一方、バーベルなどで筋肉に負荷をかけることにより、筋肉は大きな力を出そうとするので、日常生活のときより運動単位は多くなります。
筋トレで筋肥大を目的としたトレーニングをするためには、運動単位を多く動員させる必要があるのです。
運動単位が動員される段階
筋肉は大きく3つの線維があります。
・SO(遅筋線維)
・FOG(速筋線維)
・FG(速筋線維)
日常生活では主にSO(遅筋線維)が使われ、スポーツや筋トレなどで筋肉に大きな負荷がかかってくると次第にFOG(速筋線維)、FG(速筋線維)というように筋線維が使われていきます。
これとあわせて、SO(遅筋線維)からFG(速筋)へと筋肉が使われていくと運動単位の動員も増えます。
筋肥大に求められる筋肉は、速筋線維
より多くの運動単位を動員してトレーニングすることで、速筋線維が発達して筋肥大や筋力アップなどにつながります。
このことからも筋肥大や筋力アップを目的とした筋トレには、強度も意識したトレーニングが必要になります。