筋トレする前に覚えておきたい【柔軟性と怪我予防】の関係は?

からだが柔らかいとケガをしにくい?

からだが硬いとケガをしやすい?

運動するには体が柔らかい方がいいの?

 

こんな疑問はありませんか。

 

筋トレする前に覚えておきたい【柔軟性と怪我予防】の関係は

 

この記事の信頼性

整体施術歴19年、トレーニング指導歴6年の経験をもとに、自分自身も筋力トレーニングや格闘技を25年やってきて、ストレッチは毎日続けて柔軟性を高めて維持している結果も踏まえて解説していきます。

 

体が柔らかいとケガをしにくい、硬いとケガをしやすい、これ本当?

体が柔らかい=ケガをしにくい
体が硬い=ケガをしやすい

これは一般的に間違った考えではないと言えます。

柔軟性+筋力+腱の強さがあれば、けが予防できる確率は大きくなる

 

腱の強さは先天的ものが大部分を占めていますが、柔軟性と筋力は、日々のトレーニングやストレッチによって向上することは可能です。

 

コンタクトスポーツの場合には、外部からの衝撃に対して、自分の体にまともに力が伝わってきたら当然ダメージは大きくなり、場合によっては怪我につながることもあります。

しかし、体の柔軟性があり、うまく力を外に逃すことができれば、まともに当たれば100%の力を受けるところを、70%や60%くらいで押さえることが出来るようになるとそれだけでダメージは減らせます。

 

また、ランニングや切り返し動作などを行うスポーツにおいてもよくみられる内反捻挫も、足や股関節の柔軟性や筋力が優れていて、リカバリー能力があると、本来なら捻挫が起こっていたものが上手くカバーできる、あるいは軽い筋損傷だけで済むこともあります。

 

運動するには体が柔らかい方がいいの?

競技特性によって、求められる柔軟性は異なります。

 

例えば、新体操やバレーなどでは、開脚が180度またはそれ以上できることが求められますが、野球やサッカーなどでは、そこまでの柔軟性は必要ありません。

 

柔軟性と筋力発揮には反比例する部分もあります。

体が柔らかすぎると力を体で吸収してしまい、体の使い方が下手な場合には強い力をだしにくい

逆に体が硬いと、力を発揮するには有利なところがありますが、筋肉や腱が弱いと体が硬い人は怪我につながる可能性は高くなります。

 

柔軟性のポイントは、股関節、足首、背骨がカギを握る

走る、しゃがむ、ターンなどは、足首や股関節の柔軟性の低下や筋力が弱いとケガをしやすくなります。

 

背骨の重要性については、年齢を重ねていくとわかりますが、中年、高齢になるにつれて体を反らせる動きがしにくくなります。

いわゆる上体反らしの動作です

 

早く走る、高く飛ぶ、重いものを瞬発的に持ち上げる、ボールを上げる、これらの動きを爆発的に行うためには、背骨の伸展と深い関係があります。

 

どんな運動でも背骨、股関節、足首この3つの柔軟性と筋力強化はやっておくことをおすすめします。

 

生まれつき体の柔らかい人は注意が必要

一つ注意が必要なのは、生まれつき体が柔らかい体質の人もいます。

 

7つのチェック法でわかりますので、ぜひやってみてください。

①手を曲げた時に、親指が前腕につく
②肘を伸ばした時に肘関節が反りすぎる
③背中で左右とも両手が組める
④立位から前屈して膝を伸ばしたままで手のひらが床につく
⑤膝を伸ばした時に反りすぎている
⑥両膝を伸ばして立ち、つま先が180度開くことができる
⑦足首が30度以上曲がる

このなかで4つ以上ある方は、関節が柔らかすぎることになります。(関節がゆるい)

 

こうしたひとは、ケガ予防や運動パフォーマンスアップのために柔軟性の向上を図るよりも、逆に筋力トレーニングが必要になります。

 

まとめ

筋力トレーニングやスポーツでは、ある程度の柔軟性があるとケガ予防につながる

柔軟性に加えて筋力や腱が強いと良いが、腱の強さは先天的な部分が大きいので、けが予防には筋力強化がおすすめ

自分がやっている運動特性に合わせて、柔軟性を高める

最低限柔軟性と筋力強化しておきたいところは、背骨、股関節、足首周囲

もともと柔軟性が高く、関節がゆるいひとは、柔軟性をたかめるよりも筋力強化が必要になる

 

柔軟性とけが予防、柔軟性と運動についての解説でした。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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