マッスルメモリーって何?
筋トレをやりたいけど、途中でやめたら意味ないんでしょ?
最近仕事が忙くて筋トレやれてないな、筋肉を元に戻すのに時間がかかるだろうな?
こんなお悩みを解決します。
この記事の内容
・マッスルメモリーとそのメカニズムは?
・マッスルメモリーは筋肉の記憶、筋トレの期間が空いても心配ない
・できる時、若いうちから筋トレをはじめよう
この記事の信頼性
この記事を書いている僕は、筋トレ歴25年、ジムトレーニング経験13年、パーソナルトレーナー歴6年ほど。柔道整復師として現在整体院にてトレーニング指導、ストレッチ指導を行っています。
筋トレ初心者のうちから知っておくといい、マッスルメモリーとは?
一度しっかり鍛え上げた筋肉は、筋トレできない期間が続いたとしても再度トレーニングを始めると、もとの筋トレしていた頃の筋肉に戻りやすい。
これがマッスルメモリー(筋肉の記憶)です。
場合によっては、トレーニング再開して以前より成果が期待できる可能性もあります。
これ、筋トレ始める前にわかっておくといいですよね。ちょっと安心感あります。
筋トレをやってても、仕事の関係、家庭の状況、ケガなど予期せぬことで筋トレを中断しなくちゃいけない時ってあったりしますからね。
僕も実際2年くらい仕事の関係で筋トレを満足にできない期間がありましたが、割と早めにもとの筋力に戻りました。
これは、私がパーソナルトレーナーをしていた際にも経験したことで、せっかく筋トレしてスクワットやベンチプレスの記録も伸びてきてるのに仕事が忙しくて満足にトレーニングできない期間が続き、再度ジムに戻ってきたときには割と早く以前の記録までもどっていたのを記憶しています。
ボディビルダーの方々もこういった経験をされているひとが結構いるようです。
マッスルメモリー(筋肉の記憶)のメカニズムは?
筋トレを休んでも、再開すればもとに戻ることは分かったけどその仕組みってどうなってるの?
筋肉の第一人者である石井直方先生によると
筋肥大で筋線維の核が増えることに関係する
筋力トレーニングで筋肉に負荷をかけると筋線維はいちど破壊されて、それが修復する過程で以前より強い力となります。繰り返し筋肉に負荷をかけることでやがて筋線維は太くなります。これが筋肥大の大まかな流れです。
筋肉がある一定以上太くなるためには、筋線維にある核が増えないと、さらなる筋肥大にはつながらないといいます。
筋肉に負荷をかけて追い込むと、核も増えると推測され、筋トレをしない期間が続いて筋線維が細くなっても核は残っています。
そして、再び筋トレを再開した時に筋線維に核が残っているため、トレーニングを一から始めた人よりも比較的早く筋肥大が期待できるという訳です。
これがマッスルメモリー(筋肉の記憶)のメカニズムと言われています。
参考:https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/column/15/040200001/030700047/?P=2
石井先生はこの記事でこのように言われています。
一度しっかり筋肉をつけておけば、10年先までその記憶が残っていて、トレーニングを再開したときに通常よりも早く筋肥大が起こる
10年先って魅力的ですよね。これを読むだけでも後々振り返った時に、筋トレやってて良かった、と思えますよね。
筋トレを続けよう!
ここで忘れてはいけないのは、しっかり筋力トレーニングされているかどうかということです。
筋トレにより、筋肉をある程度追い込まないと筋線維の核が増えることが期待できないので、まずはしっかり筋トレが必要ですよ。
筋トレ初心者では最初の3ヶ月くらいは、今自分で持っている筋量の使える割合が増えてきます(神経系の発達)。その後も筋トレを続けていると筋肥大が起こり始めます。これが6か月~1年くらいかかります。
これを見ても最低1年~3年はしっかり筋肉に負荷をかけた筋力トレーニングを行うことが必要になり、途中で筋トレをやれない期間があったとしても、再び筋トレを再開した時にはマッスルメモリーの恩恵にあずかれるのではないでしょうか?
まとめ
一度筋トレをはじめたら、最低3年はしっかりトレーニングして欲しい思いです。
3年も筋トレしてると骨格も変化して見違えるような体になりますよ。
筋トレ始めるなら若いうちからがベストです。
もちろん40代、50代から始めるのもありです。
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僕が筋トレを進める理由は、筋肉が生活の軸になれば基本生活には困らないと思っているからです。
でも、人それぞれの価値観がありますので、筋トレ始めたいなと思ったら是非取り組んでみてください。
今回はここまで。